①一般的な家賃相場：一般的に家賃は手取り収入の3分の1と言われていますが、正規雇用と比べて不安定な部分もあるので、4分の1程度に抑えた方が良いでしょう。
例えば・・・
手取り20万の場合＝5万
手取り15万の場合＝約3万8000円

では20万円貰う為にはどれくらい働けばいいのでしょう？
時給￥1,000で1日8時間週6日程度働いたとして
1000×8×25=200,000
ここから税金引かれる事や、休みがあった場合等考えると手取り20万というのは
なかなか大変で、家賃5万というのは難しいそうです・・・。

②全国の平均家賃はいくらくらい？
やはり東京がダントツで高く76,648円(全国平均44,551円)
2位の神奈川の68,009円と1万円近い差がついています。
そして埼玉・千葉と続いて4位まで関東が占めています。
次いで大坂・兵庫・愛知と地方の大都市がある都道府県が続いています。
ただ10位の奈良県になる頃には平均家賃も46,929円と5万円を割っています。
いかに東京が高いかがわかります。
ちなみに最下位は和歌山で36,582円です。

それに比べ平均時給は東京が1,081円に対して全国平均は976円と
家賃ほどに開きがありません・・・。東京で住むのは大変そうです。

それにも関わらず、夢の為、出会いの為、成功の為、上京したい方はたくさんいます。

「いつか有名プロデューサーの目にとまるまで、今はチケット赤字になっても頑張る時なんです！憧れの街で夢の為に頑張っている今は、世間から見たら単なるフリーターかもしれませんが、そこらへんのサラリーマンよりは絶対楽しいです！」と語るAさんは風呂なし、トイレ共同、吉祥寺駅徒歩20分家賃3万8000円の家に住んでいます。
バイトは居酒屋では週5で働いて、月15万円の手取りです。家賃を引いても10万以上は余りますが、スタジオ代や備品代でほぼ消えてしまうそう・・。またライブの時にはまだお客さんも少ないので、チケット代を自腹が基本だそうです。それでも夢に向かって生きているAさんの目は生き生きとしていました。
30代でメジャーデビューしていなくてもライブハウスを経営したり、アパレル販売をしたり、都内のジャズバー等で演奏するミュージシャンとして生計を立てている人もいるので、Aさんにも頑張ってほしいです。

「確かに定職にはついてませんが、手取りが15万円あって、実家暮らしなので衣食住には困りませんし、5万円は実家にいれているので、上京したり1人暮らしして一人前ぶっている人よりも、僕の方がよっぽど親孝行していると思います。」と語るBさんは実家暮らしなので家賃は0円！実家に5万円いれているとの事なので実質5万円です。しかし、光熱費や食費等は親がくれるので0円。しっかり貯金をしているのかと思いきや、「余ったお金はコミケの遠征費や、グッズ代等に思う存分使えるんです。」との事です・・。
確かに好きな事にお金を使えて幸せそうでしたが、親の老後の事等、将来の事を真剣に考えた方が良い気がしてしまいました。ただ、田舎の綺麗な景色や、美味しい空気というのはお金では買えない素敵な財産です。
都会にこだわらず田舎で暮らすというのも、フリーターのひとつの選択肢としてあってもいいかもしれません。

「将来留学に行きたいので、半年で100万円貯めたかったんです！でも地元でバイトだとどうしても遊んじゃうし、それに自分の目で他の土地も見てみたいという気持ちもあって思い切って家を飛び出しました！」と語るCさん。
住み込みというと、タコ部屋みたいなとこに詰め込まれて、ご飯もレトルトで、なんだかんだひかれてお給料も結局手取り10万円くらいだと思っていました・・。
Cさんに詳しく話を聞くと家賃・光熱費・食費等いわゆる生活費が0円！そして時給も￥1,200と高く半年で100万円貯める人がざらにいるんだとか。
中にはその就業先で出あった人と意気投合してゲストハウスを経営したりと、色々な出会いも住み込みの魅力との事です。

このようにフリーターの家賃事情というのは、ひとことで表わすのは難しく、
夢と現実のバランスや、意外と知らない節約する方法もあるという事がわかりました。
今回紹介したのは3つの例でしたが、他にもシェアハウスでの暮らしや、同棲相手を見つけたり等色々な人がいました。
あなたに合う生活スタイルを探してみて下さい！